旅行情報 温泉レビュー 【ひょっこり温泉島explorer】 Vol.1

現代感覚の“放置プレイ”な心地よさ(前編)

ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ


2007/08/01

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現代感覚の“放置プレイ”な心地よさ、ホテリズムが生んだ箱根の本格リゾート(前編)

ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ

一口に“おもてなし”といっても、その受け止め方は千差万別であろう。「ザ・おもてなし」という言葉から連想されがちな、仔細にわたってねっちりと絡みつくようなおもてなしもあれば、“おもてなさない”おもてなしといったものもあって然るべきである。どちらがお好みかは人それぞれ、或いはその日の気分次第なのだから、その辺りの距離感はもてなす側ともてなされる側の心と心が通じるか、それに尽きるのではなかろうか。

とはいえ、そのような感動的なホスピタリティにはなかなか出会えない、というのが現実でもある。最近訪れた“おもてなしで有名な”旅館では、仲居さんが最大4人も部屋にやってきてあれこれと世話を焼いてくれ、かえってこちらが気を遣ってしまった。そんな“おもてなしの胃もたれ感”が残る自分にとって、次の行き先を「ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ」としたのはなかなか悪くない選択だったようだ。

ハイアット(HYATT Corporation)は1957年にロサンゼルスのエアポートホテルとして誕生し、その後一気に世界のトップホテルチェーンに成長した。ジョン・ポーツマンによる革新的な空間設計の哲学(吹き抜けやシースルーを多用し、ホテルに開放感をもたらした)を継承し、現在では世界44カ国にてそのホテリズムを磨き上げている。そのハイアットの中核ブランドである「リージェンシー」が、緑豊かな箱根町強羅の地に「リゾート&スパ」として完成したのは2006年の12月である。

現代的な落ち着いたデザイン、開放感のある空間

ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ

強羅の、奥まった場所にハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパは位置する。(ちなみにこの近辺にはかの有名な蕎麦屋「喜楽荘」があるので、興味がある方はお立ち寄りを。)ホテルライクな車回しのエントランスを中心として、向かって左側にロビー/ラウンジ/レストラン棟、右側には宿泊/スパ棟という構成になっている。客室は全79室、うち、ペット同伴で宿泊可能なドッグフレンドリールームを6室備える。インテリアデザインはスーパーポテトの杉本貴志。ハイアットらしく、吹き抜けを多用した開放感ある構造に仕上がっている。

客室もまた開放的だ。何しろ最小の部屋でさえも56m2、全室平均で68m2の広さがあり、全室にサンテラスもしくはバルコニーが備えられている。大型ベッドにゴロンと寝転がり、ベッドシーツのひんやりとした肌触りを確かめながら足元に向かって広がる箱根の自然を眺める時間は贅沢この上ない。

夕食はダイナーで

ハイアットリージェンシー箱根リゾート&スパ

夕食は選択式となっており、このステイではオープンキッチン式のダイニングでフレンチ、または割烹にてお寿司のいずれかというオプションだった。今回選んだフレンチでは箱根牛のグリルなど地のものを使いつつも、野菜、魚介類は旬と産地にこだわったメニューとなっていた。全体的に癖がなく、バランスの採れた献立である印象を受けた一方で、フレンチを食べ慣れた方には若干の物足りなさを感じられる方もいらっしゃるかもしれない。(Written by Kersol)

後編(スパ体験、総評)に続く





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