連載コラム 建築 不動産【10時間38分-デザイン建築がもたらす豊かさの時間】Vol.4

究極のディテール「n-OM1」

港区南青山:賃貸マンション


2007/10/25

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究極のディテール「n-OM1」

住まいを探す際、物件を初めて内見した時の「第一印象」と、その後に住んでみた「実際の印象」は多くの場合、異なるものだ。そしてまた多くの場合、第一印象で受けた新鮮さや華やかさは日々の重なりに連れて薄らいでいく。しかしながら、「住めば住むほど、その造りの思慮の深さに驚きを得られる」であろう住まいに出会えることが出来た。港区南青山、春には桜並木が美しい青山霊園近くにたたずむ「n-OM1」である。

ディテールが生む、贅沢な暮し

n-OM1の居室(今回は303号室を取材)の扉を開くと、全く見たことのないエントランス内装に驚く。"ラグジュアリー・ハウス"では定番の造りとも言える、自転車が置けるほどに広々とした土間風の玄関に、たっぷりのシュー・クローゼットまでは割と見慣れたものとして存在するわけだが、玄関脇のすぐ手の届くところには天井からハンガーレールが吊らされ、壁には新聞や小物をさっと置けるようなラックが珍しくもスマートに設置されているのだ。部屋へのエントランスは「外と内の境界線」。それゆえ玄関周りでは、靴に限らず洋服や手荷物などバタバタと取り回したりするものだが、そんな生活者のための"一時置き場"をさらりとデザインに盛り込んだ設計者のセンスに感動してしまう。

究極のディテール「n-OM1」

究極のディテール「n-OM1」

スケールの大きなリビングスペースでは、ダークブラウンの艶やかな板が、床のフローリングだけではなく壁、そして天井まで途切れなく施され、あたかも別荘のような贅沢な空間を作り出している。それだけでなく、このリビングと他の個室を区切るガラス壁にはうっすらと暗い半透明のシートが張られており、部屋全体としてしっとりとした大人の風合いを感じることができる。

完全にフラットなこの天井には、間接照明のみ上品に配置されている。n-OM1では「逆梁(ぎゃくばり)工法」が用いられているため、電気・空調などの配管は全て床下を通っており、他の住宅にありがちな「天井の違和感ある突起」が皆無となっている。

そして最も特徴的なのは、テラス部分を除くすべての開口部(窓際)に向かって、床面が"切り取られている"点だ。大きな窓ガラスに向かって、床の端が下方に大きく沈んでおり、そこには大人が足を投げ出して床に腰掛けられるほど。これにより、部屋の隅々まで奥行き感のある空間が出来上がり、また、窓ガラスのサッシュが隠れることで生活感が絶妙にかき消されている。

長い時間を過ごす為のディテール

今回、この物件を案内して頂いた広報担当の女性は「この部屋のデザインは、とりわけ好き」と密かに打ち明けてくれた。「ドアの取っ手や照明の角度など、それこそ普通では見られるようなことがなさそうな場所でさえ、深い思慮で細やかに作り込まれており、見るたびに新たな発見に出会えるのです。」とのこと。n-OM1を見続けてきたプロでさえ今なお新鮮な気持ちでいられるのだから、長い時間を過ごす生活者のために突き詰められたこのディテールは、もはや偉大とすら言える。

なお、n-OM1の周辺は、同クラスの高級マンションが多く立ち並んでいる。n-OM1の爽快なウッドデッキのテラスから少し先の建物をのぞき見ると、やはりそこには大きなベランダにデッキチェアを2つ並べ、今にもパーティが始まりそうな素敵な光景が目に入る。n-OM1では、日々の暮らしを贅沢な雰囲気で満たすため、周辺環境までが自然とディテールを演出してくれるらしい。

究極のディテール「n-OM1」

究極のディテール「n-OM1」

究極のディテール「n-OM1」

※コラムタイトル「10時間38分」とは、諸データによりKersolで取りまとめました「就業者の平日平均在宅時間」(在宅起床時間平均4時間29分、睡眠時間平均6時間9分)です。


物件情報

物件名
:n-OM1
面積
:32m2〜94m2
賃料
:242,000円〜 空き室の詳細はこちら
所在地
:東京都港区南青山
アクセス
:東京メトロ銀座線・半蔵門線・千代田線 表参道駅 徒歩10分
お問い合わせ
:リプラス・インベストメンツ株式会社 Tel.03-5425-5622
URL
http://www.howff.jp/





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