スポーツビジネス特集

リーダーの不在 - 手を取り合えないチームメイト


2007/12/27

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リーダーの不在 - 手を取り合えないチームメイト

プロ野球の球団経営は、その知名度とは裏腹に小さな市場である。プロ野球球団にとっての直接的な市場規模、即ち12球団の収入の合計は800億円前後に過ぎない。その上、市場が拡大し続けているわけでもなく、また、そのうちの600億円以上もが選手年俸・関連費用に費やされているわけだから、収益性が低く、球団の多くは大幅な赤字となっている。

このような小規模なマーケットにおいて、各球団はこれまで「協調」よりも「個別事情」を優先して互いに争奪的な経営を行ってきた。自球団のみ売上が多くなるように、より良い選手を確保できるようにと。しかし現状のプロ野球界おいては各球団が手を取り合って危機感を共有し、「プロ野球市場全体の成長と収益性の改善」を図ることが強く求められているはず。なぜならば、プロ野球は「対戦相手があって初めて成り立つ」事業なのだ。自球団のみ潤っても、対戦相手が戦力的・経済的に破綻しているようでは、ゲームとして成り立たなくなってしまうだろう。

とはいえ現実的には、このような“分かりきったこと”ですら、成し遂げられることはない。プロ野球界全体を取りまとめ、方向性を示しうるリーダーシップが致命的なまでに欠けているためだ。

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