スポーツビジネス特集

破綻を生む“歪んだ親子関係” 巨額赤字でも潰れない、プロ野球球団という“特殊経営”の謎


2008/01/21

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スポーツビジネス特集

2004年、オリックス・ブルーウェーブ及び大阪近鉄バファローズの合併、楽天による新規参入、そしてプロ野球史上初のストライキといった「プロ野球再編問題」は未だ記憶に新しい。この騒動のきっかけとなったのは、大阪近鉄バファローズを所有する親会社「近畿日本鉄道」の業績不振による大規模なリストラ(事業再編)であり、この際に近鉄球団が毎年40億円もの赤字を計上していたことが世に知れ渡ることとなった。

プロ野球球団の決算や収支は基本的に公開されていない(親会社が上場企業の場合のみ、連結決算書にて開示されている)。従って、各球団の経営状況を正確に把握することは困難で、経営状況に関する情報ソースは関係者からの伝聞、もしくはメディアを通じたものとなるが、それらによると多くの球団が近鉄球団のように10億円単位の赤字にあえいでいるものと見られる。比較的健全な収支に納まっていると考えられるのは読売ジャイアンツと阪神タイガース、そして広島東洋カープあたりであるという。

通常の企業であれば、10億円単位の赤字を出すだけで大変なことであり、更にこれが何年も続くのであれば事業継続はとてもではないが不可能であろう。にもかかわらず、なぜプロ野球球団は劣悪な収支構造を携えながら存続することが出来るのだろうか?

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