サングリータ(Sangrita)
- 材料
- (テキーラショット約8杯分)
- ・8オンス トマトジュース(約240ml)
- ・4オンス オレンジジュース(約120ml)
- ・3/4オンス ライムジュース(約22.5ml)
- ・3/4オンス ウスターソース(約22.5ml)
- ・スライスしたにんにく(大さじ1/2)
- ・タバスコソース(大さじ1/2)
- ・塩(大さじ1/2)
- ・氷
- つくり方
- 材料を全てミックスし、氷を入れた小さなピッチャーに注ぎます。
- ショットグラスに注いで、テキーラと一緒にサーブしてください。
株式会社グローバル・コメルシオ 代表取締役社長 木村謙介
2008/02/21
こんにちは。株式会社グローバル・コメルシオ代表の木村謙介です。
今回から始まるこのコラムでは、知っているようで知らない国、メキシコのカルチャーやライフスタイルに関してご紹介していきます。このコラムで「メキシコってそんなところだったんだ!」と、毎回目から鱗を落としていただけたらぼくの目論見は大成功です。
尚、本コラムでは、私のビジネスパートナーであり、メキシコシティ出身のロドリゲス ホセ・ルイスとのリレーコラムになります。メキシコ人ならではの鋭い視点から、メキシカン・カルチャーを斬ってもらいます。こちらもお楽しみに。
メキシコとテキーラ、この両者に共通しているのはなんと言っても哀しいかな「イメージ先行」という点。「太陽とサボテンの国」、「ソンブレロ」、「トリオ・ロス・パンチョス」等々、メキシコに対する日本人のイメージは多くのステレオタイプで塗り固められているのではないでしょうか。テキーラについて言えば、「とにかく強い」「一気飲み!」「サボテンからできている?」「ボトルに虫が入っているって聞いたことが...」・・・あんまりいいイメージはないなぁ。しかも、後者2つは間違いですよ。
そんな言葉だけで片付けられたら、あまりに可哀想。これは偏に無知から生じる誤解や偏見であって、量的にも質的にも正しく日本に紹介されていないからだと、強く感じています。
アガベ園
原料のアガベ
アガベを割る様子
テキーラは単なる飲み物というよりも、メキシコそのものを代表していると言っても過言ではありません。メキシコ文化とは、先住民の文化とスペインの文化が融合して形成されたものと要約することができるでしょう (しかし、もちろん単純化できない多様性にこそメキシコの魅力はあるのです!)。
テキーラも、スペイン侵略前に先住民が習慣的に飲んでいた「プルケ」という飲み物とスペインからもたらされた蒸留技術の融合による産物です。両者が出会わなければ、このような文化は存在していなかったのです。
「テキーラとは、ブルーアガベを原料とするメキシコで作られた蒸留酒のことを指し、51%以上のブルーアガベを含んでいなければいけない。」
実は、産地、原材料、作り方、原材料の割合までメキシコ工業規格(NOM)で細かく定められているのです。意外と知られていませんが、メキシコ以外の国で製造されたものは、テキーラと名乗ってはいけないことになっています(テキーラの原産地呼称制度)。
また、日本の市場に一般に出回っているテキーラは、原材料のブルーアガベを100%使用したものではなく、ミクスト(ミックス)と呼ばれるタイプで、サトウキビなどを原料とする糖分を混ぜ合わせています。
「混ぜモノは酔いやすい」とはよく言ったもので、これは紛れもなくテキーラにも当てはまります。アガベ100%のテキーラ(一般に「プレミアムテキーラ」と呼ばれる)自体、味わったことがある人は少ないのではないでしょうか?言うまでもなく、これは全くの別物です。とても、一気飲みするなんてもったいないですよ。どうぞ、ラベルに「100% AGAVE」と書かれているか確認してください。
しかも、テキーラはオーク樽での熟成年数によって4つのタイプに分けられます。
シルバー、レポサド(2ヶ月以上)、アニェホ(12ヶ月以上)、エクストラ・アニェホ(3年以上)
ウィスキーやブランデーのように、色合いや香りも熟成年数に応じて樽の中で変化します。
エクストラ・アニェホのタイプは、おそらくみなさんが持っている「テキーラ」という概念とはおよそかけ離れた飲み物でしょう。芳醇でまろやかでオイリー、オークウッドの香りがいつまでも口の中に広がり、贅沢なひと時を感じることができる大人のための飲み物です。是非一度試していただきたいですね。
せっかくですので、最後にメキシコで一般的なテキーラのチェイサーをご紹介します。
「サングリータ(Sangrita)」と呼ばれる、トマトベースのスパイシーな飲み物です。個人的にアニェホはストレートで飲むのが一番おいしいと思うので、サングリータはシルバーテキーラ、レポサドテキーラと一緒に飲むのがおすすめです。ピリリとスパイシーなサングリータが、口の中に残ったテキーラの味わいをより一層豊かにしてくれます。

みなさんのテキーラのイメージ、少しでも変わったでしょうか?テキーラに関してはまだまだお話したいことがたくさんあるのですが、それはまた今度。
それでは、Hasta luego!! (アスタ・ルエゴ=また、今度!)

株式会社グローバル・コメルシオ 代表取締役社長。1977年6月、東京生まれ。
東京外国語大学大学院卒業後、3年間のサラリーマン生活を経て、その後メキシコ各地を渡り歩く。2007年4月に「日本とメキシコのかけ橋に」をヴィジョンに掲げ、グローバル・コメルシオを設立。現在、テキーラス・デル・セニョール社の... 続きを読む