「アボリジニが生んだ天才画家 エミリー・ウングワレー展」概要
- 会場
- :国立新美術館 東京都港区六本木7-22-2
- 会期
- :2008年5月28日(水)〜7月28日(月)
- 開館時間
- :10:00〜18:00(金曜日は〜20:00)
- 休館日
- :火曜日
- 観覧料
- :一般1,300円、大学生1,000円、高校生600円
- 問い合わせ
- :ハローダイヤル:03-5777-8600
- 公式サイト
- :http://www.emily2008.jp/

2008/05/07
エミリー・ウングワレー Emily Kngwarreye Photograph by Greg Weight
エミリー・カーメ・ウングワレーはアボリジニを代表する画家であると同時に、20世紀が生んだもっとも偉大な抽象画家の一人である。
オーストラリア中央部の砂漠で生涯を送った彼女の絵画は、西洋美術との接点が全くなかったにも関わらず近代的であり、創造的である。
彼女は1970年代の後半にバティックの制作を始め、89年から96年に86歳で没するまでの8年間に、実に3000〜4000点に及ぶアクリルの作品を制作する。それらの画面はしばしばポロックらのアメリカ抽象表現主義との共通性を指摘されるが、しかし最晩年の長さ8メートルに及ぶ大作≪ビッグ・ヤム・ドリーミング≫(1995年)のネット状のイメージが自生するヤムイモをモティーフにしているように、実のところはいずれも画家が住む土地の動植物などから広がった夢でもあるのだ。
砂漠が生んだ天才、エミリーの世界は私たちに大いなる感動をもたらすに違いない。
(左)≪エミューの女 Emu Woman≫ エミリー・ウングワレー Emily Kngwarreye 1988-89年 92.0×61.0cm The Holmes à Court Collection, Heytesbury ©Emily Kame Kngwarreye. Licensed Viscopy 07
(右)≪無題 Untitled≫ エミリー・ウングワレー Emily Kngwarreye 1992年 163.8×226.3cm Alternative Museum ©Emily Kame Kngwarreye. Licensed Viscopy 07
エミリー・ウングワレーの作品は、過去10年あまりの間に100を超える展覧会に出品され、現在ではその多くが世界各地のメジャーミュージアムのコレクションに収められている。
オーストラリアが連邦国家として成立するずっとずっと前、5万年前からその大陸で暮らし、赤い大地をキャンバスとして彼らの世界観に基づきおおらかな芸術を繰り広げてきたアボリジニ。
エミリーは、そのような「プリミティブ・アート」と称されるような芸術世界を出自としながらも、美しく自由で革新的な世界を創造いしてきた。
本展は、エミリー研究の第一人者であるオーストラリア国立博物館のマーゴ・ニール氏の監修により、エミリーの主要作品120点によってその芸術世界を紹介するもの。
魂を揺さぶれるようなアートをぜひ体感しに行きたい。
≪ビッグ・ヤム・ドリーミング Big Yam Dreaming≫ エミリー・ウングワレー Emily Kngwarreye 1995年 291.1×801.8cm National Gallery of Victoria, Melbourne ©Emily Kame Kngwarreye. Licensed Viscopy 07
今回ご紹介した、「アボリジニが生んだ天才画家 エミリー・ウングワレー展」の招待券を、Kersol会員の中から抽選で10組20名様にプレゼントいたします!
応募受付期間:2008年5月20日(火)〜5月28日(水)
抽選・当選発表:厳正なる抽選の上、当選発表は招待券の発送をもってかえさせていただきます。
プレゼントの応募受付は2008年5月28日をもって終了いたしました。