連載コラム グルメ 【マックロマンスの遊牧民的バーライフ】 Vol.40

イエガーマイスター(1/2)

バー・スタイリスト MAC ROMANCE


2008/05/16

クリップする

好きな場所はどこかと聞かれれば、本屋や図書館が好きである。じゃあ読書が好きかと聞かれれば、実のところそうでもない。そうでもないというよりはどちらかというと苦手と答えた方がよいかも知れない。本屋に行くからには本は買う。買うけれどもそれをちゃんと最後まで読み終えることは非常にまれ、たいていは最初の数ページで放り出してしまう。要するに文字がうまく頭に入っていかないのである。読解能力の欠如と失語症は深く関係しあっているらしいから、もしかしたら私もある種の知的障害を抱えていると考えてもよいのかも知れない。私には歌の歌詞が憶えられないという不特技があるのだけれど、思えばそれも原因は同じところにありそうだ。

そんな私がすらすらと読める文章がある。他ならぬ自分で書いた文章である。言葉が頭にすっと入っていく感じはまことに快感、ああ読書というものは本来このようなエクスタシーを与えてくれるものなのだ。本が読めないってせっかく生まれてきたのにやっぱりもったいない。

イエガマイスター

ところで自分の文が読めるのだったら歌の歌詞も自分で書けばすんなり憶えられるんじゃないだろかと思うのだけど、不思議なことに歌詞は自分のでも憶えられないのである。友人たちと趣味でバンド活動をしていて、役割分担上ほとんどの曲の歌詞を私が書くのだけれど、これが全然憶えられない。最初の頃はカンニングペーパー持参でステージに立っていたが、だんだん歌詞のある曲の割合が少なくなっていき、しまいには歌のないインストバンドへと移行しつつ今ではほとんど活動休止状態である。

えーと。何の話だっけ。そうそう。そのようにしていつものようにKersolで自分の書いた文章を読み出したら止まらなくなって結局また最後まで読破してしまった。一番新しい記事は二日酔いのことについて書かれていてビアカクテルのレッドアイが紹介されている。迎え酒にレッドアイは最高だけど、二日酔いに効く酒は他にもある。イエガーマイスターというのがそれだ。




注目の情報

一軒家レストランの迷宮

一軒家レストランの迷宮

秋の夕暮れ、一軒家のレストランに灯りがともる。そこは、ゲストを温かく迎えてくれる我が家のような空間であり、また別世界へと誘う秘密の入り口。


「モアナ サーフライダー ウェスティンリゾート」宿泊券プレゼント

高級・ラグジュアリー・富裕層向けWEBマガジン「カーソル」の特集

特集一覧