「クラールハイト三宿I」外観
とにかく鮮烈な印象の集合住宅だ。同じフロアに住む人々が、“ひとつの村”に暮らすような感覚にとらわれる。そして住人達には、自分はどういう人間かとか、こんなことが好きだとか、カッコ良く表現するセンスが求められる。
堅牢なフロア・セキュリティを抜けると・・・
場所は三宿。下町っぽさと高級感が入り混じったこの街は、都会の喧騒から離れて夜な夜なしっぽりと遊べる場所が多く、同時に、生活インフラや交通網に恵まれた魅力的なエリアだ。
「クラールハイト三宿I」は三宿交差点からほど近く、ガラス面を多用したファッションビルのような洗練された外観が目を引く。5階建ての内、地下1階及び1階及び最上階は店舗となり、その他のフロア(2階の一部を含む)が全6戸の住居階となる。
住居への実質的なエントランスとなる3階には、いかにも堅牢そうなフロア・セキュリティが。その重たい扉を開ければ各戸へ続く廊下が伸びていくのだが、そこに驚きの光景があった。
数々の「丸見え」な個室である。
廊下を挟んで各戸の玄関部分が並ぶ
クラールハイト三宿Iの住居は全てメゾネット構造となっていて、3階には1つの廊下を挟んで各戸の玄関部分が並ぶ。玄関といってもそれぞれ4畳〜13.9畳とそれなりの広さであり、生活をする上で十分に活用しうるスペースだ。これらの部屋が廊下に対してガラス面のみによって区切られているため、見事なまでにシースルーなのである。
もちろん、ブラインドでガラス面を覆い隠し、プライバシー性を高めることは可能。しかしせっかくならば、自転車や絵画などといった自分の趣味を大いにディスプレイし、“見せながら暮らす”という生活を楽しみたい。
風抜けの良い開放的な間取り、専有の空中庭園も
各戸の入口からメゾネットの階段を経て、2階もしくは4階のリビングスペースに移れば、そこはもうしっかりと閉ざされた自分だけの空間だ。クラールハイト三宿Iは「75.72平米」と「35.12〜37.75平米」の2タイプの部屋があり、前者は23.4畳ものリビングスペースを持ち、また後者には何と各戸に空中庭園(!)が備わっている。全ての部屋は東西への2面開口となる為、実に風抜けが良く、大きな窓から望む三宿の街は居住者を優雅な気持ちに導いてくれることだろう。ハンスグローエ社のシャワーヘッドや可動式収納など、細やかなこだわりも嬉しい。
見せて見られての刺激的な生活、遊び心のある粋な方々こそ是非。
※コラムタイトル「10時間38分」とは、諸データによりKersolで取りまとめました「就業者の平日平均在宅時間」(在宅起床時間平均4時間29分、睡眠時間平均6時間9分)です。