連載コラム グルメ 【マックロマンスの遊牧民的バーライフ】 Vol.46
正しい大人の遊び場(1/2)
バー・スタイリスト MAC ROMANCE
2008/06/27
前回、夜遊び場がどんどんフェイク化していくことについて少々文句を言わせていただいた。かっこいい大人のための夜の遊び場はもうなくなってしまったのだろうか?
ご安心あれ。東京の(そしておそらく全国の)あっちこっちに多くのかっこいいバーやナイトクラブが実在している。テレビや雑誌はもとよりインターネットの世界にすら登場しない店もある。特にマニアックな路線を目指しているわけではない。情報が増えすぎちゃって以前よりも正しい情報に辿り着くのが困難になったというだけの話である。インターネットは我々にすばらしいものをもたらしたけれど、同時に多くのゴミもいっしょに持ってきた。欲しいものを得るために、まずはゴミ漁りから始めなければならない現代人のことを少々気の毒に思ってしまう。
とはいえ、それらの夜遊び場にたむろしている人たちが、日々血眼になって情報を探し求めているかというと実はそうでもない。情報がどこも経由せずにダイレクトに正しい人のところに届くこともある。提供する方も相手を選ぶのである。
いつだったかここで友人が風変わりなB&Bをはじめたという話をして、途中で尻切れになっていた。お客が宿泊日を決めるのではなくてホテルから招待を受けて指定された日にわざわざ泊まりに行くというシステムの宿である。仲間でペンションに泊まりに行くようなイメージなんだけど、なんたって顧客リストに名を連ねているのはひとくせもふたくせもあるクレイジーな面々ばかり、行ってみるまでどんな夜になるやらさっぱり予想ができないのである。
ちなみに私が泊まった日は東京在住の英国人ミュージシャン、モーガンフィッシャー氏(すごい人ですよ。生けるレジェンド。)が来ていて、アコーディオンやらウクレレやらでジャムセッションしながら飲めや歌えのどんちゃんさわぎな夜だった。










