アート情報 展覧会

森美術館にて「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」開催


2008/08/07

クリップする

残りもの(家族II) 《残りもの(家族II)》2000年 MAC/VAL, Musee d'art contemporain Conseil general du Val-de-marne Photo: Jacque Faujour

「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」展は、フランスを代表する女性アーティスト、アネット・メサジェを紹介する日本初の大規模な個展である。

メサジェは絵、写真、記事、拾い集めたオブジェ、言葉、剥製、ぬいぐるみ、布、刺繍、糸、編み物などの断片を用いて、聖と俗、ユーモアと恐怖、愛と悲しみ、女性と男性、動物と人間、子供と大人、生と死、表と裏など、人間の相反する感覚を日常の視点から紡ぎ出す。

90年代半ばから現代美術の世界で多様されるようになった素材を70年代からいち早く使用し、個にまつわる物語を作品化してきた。最近では対立する二つの要素をはらむ人間の複雑さを機械仕掛けの大規模なインスタレーション作品で展開し、特にその評価を高めている。

2005年には、ヴェネチア・ビエンナーレのフランス館代表作家として参加。金獅子賞を受賞し、大きな話題をさらった。彼女の作品は視覚的にも楽しめる、大規模な作品も多く、さまざまな世代にアピールする独特の魅力が詰まっている。

本展はパリ(ポンピドゥーセンター)をはじめ、フィンランド、韓国を巡回した国際展。日本では森美術館のギャラリー空間を生かしたスケールの大きな展示を楽しむことができる。展示は2005年の第51回ヴェネチア・ビエンナーレで金の獅子賞を受賞した《カジノ》をはじめ、代表作《つながったり分かれたり》などを含む約30数点の作品によって構成される。

噂 《噂》2000-2004年 マラン・カーミッツ・コレクション、パリ Photo: Marc Domage

つながったり分かれたり 《つながったり分かれたり》2001-2002年 サイズ可変 コンピュータ、布製自動人形、縄、滑車、電動機、ケーブル、木製槍、布製玩具、布製柱と柵 ポンピドゥーセンター・パリ国立近代美術館蔵 Photo: Adam Rzepka


アネット・メサジェ

1943年フランスに生まれる。国立装飾美術学校在学中の1965年、写真コンテストで受賞し、南ヨーロッパ、香港、日本、インド、イスラエル、米国等を訪問。1967年パリ装飾美術館でジャン・デュビュッフェのアール・ブリュットコレクションを見て衝撃をうける。1980から81年ニューヨーク滞在。その後、パリ市立近代美術館、グルノーブル美術館、ニューヨーク近代美術館等、欧米の美術館で個展を開催。2002年ドクメンタにコンピュータ制御された作品を出品する。第51回ヴェネチア・ビエンナーレ(2005年)のフランス館代表作家として参加し、金の獅子賞を受賞。


「アネット・メサジェ:聖と俗の使者たち」 概要

日時
:2008年8月9日(土)〜2008年11月3日(月・祝)
月・水-日 10:00〜22:00、火 10:00〜17:00 ※9/23(火)は22:00まで
いずれも入館は閉館時間の30分前まで ※会期中無休
主催
:森美術館、ポンピドゥーセンター・パリ国立近代美術館、朝日新聞社
入館料
:一般1,500円、学生(高校・大学生)1,000円、子供(4歳以上-中学生)500円(消費税込)
※本展のチケットで「MAMプロジェクト008:荒木珠奈」展、展望台 東京シティビューにもご入館いただけます/ご利用当日のみ有効
会場
:森美術館
後援
:フランス大使館
助成
:CULTURESFRANCE
協賛
:株式会社大林組
協力
:日本航空、ニコラ・フィアット、ボンベイ・サファイア
TEL
:03-5777-8600(ハローダイヤル)
URL
http://www.mori.art.museum/contents/annette/





注目の情報

一軒家レストランの迷宮

一軒家レストランの迷宮

秋の夕暮れ、一軒家のレストランに灯りがともる。そこは、ゲストを温かく迎えてくれる我が家のような空間であり、また別世界へと誘う秘密の入り口。