お問い合わせ先:ファーム・エイド銀座2008実行委員会 事務局
- TEL
- :03-3562-0126
- URL
- :http://www.gin-pachi.jp/

2008/08/20
昔なら受粉をする虫はどこにでもいたが、生態系がそこかしこで切断されている昨今、ほとんどの花の受粉はミツバチがしていると言っても過言ではない状況だという。いま、東京ではなかなか受粉できないために、花が生理的にだめになるまで頑張って咲き続けてしまう。このようなところへミツバチが行くと、あっという間に花は散るのだという。昔から日本人が好んできたサクラの散り際のよさも、近ごろでは散り際のわるさが気になる。
「養蜂といえば自然豊かな田舎。」私はそんな固定観念を持っていたが、プロジェクトの中心人物である田中淳夫さんはこう言う。「都会ではアレルギー体質の方なんかが増えたでしょ? 人の多さや、アレルギーのことなんかもあって都会では農薬に対しての意識は非常に敏感になってきているんです。ミツバチという生き物も殺虫剤や農薬にはきわめて弱くて、空中で農薬を散布されたりしたら、もうひとたまりもないんですよ。体にクスリの付いたハチは運良く巣に帰れたとしても、女王蜂や群全体に被害が及ぶので門番のハチに巣に入れてもらえず、入り口で死んでしまうんです。ミツバチが死んでしまうようなクスリは人にもいい訳がないですからね、だからミツバチは環境指標生物ともいわれています。」
さらに、田中さんはこう続ける。「銀座の街は人がたくさんいるおかげで、農薬が撒かれることはほとんどないんです。それは、ミツバチたちにとっても安全に暮らせる街というわけなんですよ。」ミツバチの存在とは、都市と自然の共生を考える上でなんとわかりやすくヒント与えてくれるのだろうか!
コックをひねるとジュワーっとキラキラのハチミツが出てくる
針を持つのは雌蜂だけで、針の無い雄蜂は刺すこともない
ハチミツの糖度を測るメンバーのなお子さん
銀座のミツバチたちのいるビル、紙パルプ会館では「人と自然の共生について、銀座から世界にメッセージを発信!」というコンセプトのもと、月ごとに行われる催しがある。都市に暮らす私たちが毎日何気なく食べているものには、実は里山や奥山のたくさんの地域が関わっている。食を通じて、そんな産地の方々の想いに出会えるのが『ファーム・エイド銀座2008』である。ミツバチたちの受粉によって得られたであろう恵みを手に取り。体験できる貴重な機会になるかもしれない。
銀座フェニックスプラザ/紙パルプ会館にて行われるこのイベント内容の予定は以下の通り。
■8/30(土):テーマ『Viva! 夏野菜』
■9/23(火・祝):テーマ『ジャズとオーガニック』
■10/5(土):テーマ『江戸前野菜』
■11/24(月・祝):テーマ『都市・里山・奥山を結んで』
※各回の内容は予告なく変更になる場合があります。
Photo&Text:Ai Ohara