連載コラム グルメ 【マックロマンスの遊牧民的バーライフ】 Vol.63
固有名詞のオンパレードですまぬけれど...(1/2)
バー・スタイリスト MAC ROMANCE
2008/10/24
H&Mが日本上陸して大さわぎになってるらしい。どうせZARAと同じじゃないの。と私は勝手に思っているんだけど、行って見たわけじゃないから何とも言えない。大手のセレクトショップに勤めている友人の話を聞くと、けっこうな脅威なんだと言う。普段イトーヨーカドーとかで洋服を買っている人がそっちに流れるわけで、真面目に洋服を作っている人たちはあんまり心配しなくていいんじゃないかしら。列に並んで洋服を買う人たちを相手に商売してもしょうがないだろ。
そうでもないか。ルイヴィトンなんかの高級ブランドを支えているのが、ファッションとは縁もゆかりもない庶民なのは事実。H&Mもルイヴィトンもスーパーマーケットのバナナも、創作サイドの意図に関係なくすべて同じ目線で大さわぎできてしまうという我々日本人の性質を恥ずべきという向きもあるけれど、考え方によってはこれこそが平和の象徴じゃないか。強いこだわりと頑固さが争いの元凶。まさに、これでいいのだ。
そっちの方は専門じゃないので大口をたたくのはこれぐらいにして、H&Mの事例を飲食業に置き換えて考えてみると、スターバックスコーヒーがやって来て、カフェラミルが困惑した。という感じかしら。当時、敬愛する蔦珈琲店の小山マスターにスターバックスらの影響について聞いてみたことがあるのだけれど、それまで缶コーヒーを買っていた人がそっちに流れるだけだから、こっちにはあまり関係ない。というような話だった。強い主張を通すのであれば、あえて小規模でいる方が得策かも知れない。
















