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原美術館にてピピロッティ リスト「からから」展を開催


2008/01/09

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東京都品川区の原美術館において、現代ヨーロッパ美術を牽引するスイス人女性アーティスト、ピピロッティ リストによる「からから」展が開催されている。意外にも本展が、ピピロッティ リストにとって日本の美術館における初の個展にあたる。大型インスタレーション「部屋」(1994/2007年)をはじめとして、ヴェネチア ビエンナーレで話題を独占した映像「エヴァー イズ オーヴァー オール」(1997年)、そして新たに制作された「星空の下で」など、ピピロッティ リストの代表作11点が一堂に会している。

「部屋」(1994/2007年) 「部屋」(1994/2007年)
Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Zurich London

「エヴァー イズ オーヴァー オール」(1997年) 「エヴァー イズ オーヴァー オール」(1997年)
Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Zurich London

「溶岩の坩堝で我を忘れて」(1994年) 「溶岩の坩堝で我を忘れて」(1994年)
Courtesy of the artist and Hauser & Wirth Zurich London

本展の「からから」というユニークな題名は、ピピロッティ リスト自身が名付けたものであり、日本語の「からから」という言葉からきている。それは乾燥した状態を示す擬態語でもあり、屈託のない高らかな笑い声を表わす擬声語でもある。作品を作り続けることで満たしたい欲求がある一方で、学問的な難しいフェミニズムを超え、「からから」と笑いながら自らの女性性を肯定し、ポジティブに生きるピピロッティ リストの現在を端的に表す言葉だろう。

また本展の大きな特徴の一つとして、“家”を意識したインスタレーションということが挙げられる。今回の出展作品の多くは、原美術館の建物がかつて個人の“家”であったことを念頭にピピロッティ リストが選んだもの。ピピロッティ リストは以前から「美術館をプライベートな空間にしたい」と語っており、映像とともにソファーや救急箱といった日常生活で見慣れたものを用いてインスタレーションを展開している。


ピピロッティ リスト

1962年スイス生まれ、チューリッヒ在住。ミュージックグループのステージデザイナー等を経て、1980年代後半よりビデオインスタレーションを展開。1997年のヴェネチア ビエンナーレに出品した「エヴァー イズ オーヴァー オール」が若手作家優秀賞を受賞し、一躍、現代美術界の寵児となる。その後も各国の主要美術館や国際展で作品を発表。日本においても、CCA北九州(2000年)、資生堂ギャラリー(2002年)において個展を開催している。

公式HP
http://www.pipilottirist.net/

「からから」展 概要

期間
:2007年11月17日(土)〜2008年2月11日(月・祝)
会場
:原美術館(東京都品川区)
開館時間
:11時〜17時(水曜日のみ20時まで開館)※入館は閉館30分前まで
休館日
:月曜日(祝日の月曜日は開館)、1月15日
入館料
:一般1,000円、大・高校生700円、小・中学生500円(原美術館メンバーは無料、学期中の土曜日は小中高生の入館無料、20名以上の団体は1人100円引)
お問い合わせ
:TEL.03-3445-0651(代表)、FAX.03-3473-0104(代表)
公式HP
http://www.haramuseum.or.jp/



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