「ピオネロ」の中心価格はパンプスで2万円前後〜。デザインものの靴としてはリーズナブルだ。
「いやいや。適正な価格だと思っています。一般的なお客さんが毎日履ける靴を作りたい。そうしたら一足5万円なんて無理でしょう?」
その言葉の裏にはコスト削減に対する工夫と努力が凝縮されている。
ピオネロの靴は店頭に並ぶ商品と少量の在庫を除いては、他の靴と違い彩色されていない状態でストックされている。
ストックのある商品にオーダーが入ればすぐに工場で彩色し、3,4日後には客の手元へ。この方法は、無駄な在庫をなくすと共に、客の微妙なオーダーにも応えることができ一石二鳥。この柄で地の色はもっと濃いグリーンに」とか、「この花柄を右へずらして、色はこの間買ったものとこの色との中間」とか、ここに来る客はみなオーダー上手。その客のアイディアに、作り手としても学ぶことが多いという。
彩色される前の靴の状態でストックし、受注後彩色をする
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