銀座 美食周遊-銀座のグルメは無限の可能性を秘めている
マキシム・ド・パリ Maxim's de Paris(2/4)
華やかで幸福な一夜を彩る華麗なるステージ
1966年、日本にはまだ本格的なフランス料理店は1軒もなかった。その東京に、パリの一流レストラン「マキシム」が上陸するというのだから、それはもう大変な出来事だ。「マキシム」と言えばベルエポックの時代、世界の富豪や著名な芸術家や実業家、王侯貴族が集った伝説のレストラン。このニュースを「ニューズウィーク」では「ペリー来航以来の大事件」と報じたという。
レストランの入り口はビルの地下3階。西銀座駐車場の地下2階の西5丁目側に車を停めれば、そのままレストランに繋がるという便利なロケーションだ。リムジンやタクシーならばここに横付けしてもらい、地上の喧噪とは一切接触を持たずに入店が可能。レストランの入り口を入って右手にはバールーム。ロートレックの絵と鏡で彩られた格調高いバールームは、食前、食後のひとときやアフタヌーンティーが楽しめる優雅な空間。メインダイニングへと続く螺旋階段の壁面には、オープン当時パリの常連から届いた祝いのメッセージが飾られており、マリア・カラスやフランソワーズ・サガンなどが名を連ねている。
- 地下とはいえ「マキシム」を象徴する赤いファサードと重厚な木の扉のエントランスがあり小粋な演出だ
- 螺旋階段の孔雀をモチーフとした手すりはアールヌーヴォーの象徴。パリのマキシムでは既に姿を消している
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