美しき靴の世界&アオヤママニアック
カミソリ文化の復興のために カミソリ倶楽部(2/3)
青山の路地裏、なんの変哲もないマンションの2階にその店はある。隠れ家的、ではなく本当の隠れ家。地図を片手に出かけても、たどり着けない人もいるのではないか。
「それでいいんですよ。可能な限りクローズな空間にしたかったのです」
カミソリ倶楽部のオーナー、竹内教起氏は言う。
祖母の時代はカミソリの枝を作る会社だったが戦争に突入し製造を停止。戦後、カミソリメーカーシックの代理店として日本のマーケットシェア70%を獲得するまでに成長した。しかし、あるときふと、髭を剃るという行為があまりにも軽視されている現状に気づく。
本来、髭を剃るという行為は男の儀式。カミソリは道具として品位をもっていた。
そこで一念発起し、昔ながらのカミソリを売る店に方向転換。道具を売る身として、お客様一人一人に直に接し、きちんとしたアドバイスができる環境を作った。
髭を剃るという文化が消失してしまった日本に再度髭を剃る楽しみという文化を広めるため、この小さな隠れ家がある。
それにしてもここに陳列されるカミソリのなんと美しいこと。
「ええ。毎日使う道具だからこそ、美しくなくてはならいんです」。
朝の時間の楽しみが、ひとつ出来たようだ。
カミソリ倶楽部
東京都港区南青山3-14-14 サン南青山202
03-5775-6380
12:00〜18:00
日・祝日休
http://www.kamisoriclub.co.jp/
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