美しき靴の世界&アオヤママニアック
類い希なるパン屋 デュヌラルテ(2/3)
そのパン屋の名前は、デュヌラルテ。類希な、という意味のフランス語だと言う。
南青山の裏通り。
パン屋にしてはめずらしく、建物の2階のガラス戸を開けると、そこは直線が印象的な白に統一された世界。
その無機質とも言える店内のカウンターには端正なパンたちが、わざわざこのパンを求めて階段を昇ってくる客の手に渡るのを待つ。
シェフの杉窪氏は言う。
「当店の基本姿勢は3つです。類希であること。パンもガストロノミーの一部であること。そして青山らしくあること」
そう言われてみれば、ここのパンは渋谷でも、銀座でも、浅草でもなく、青山らしい。
ここではクロワッサンは正方形のキューブ型に、丹波小豆を使ったあんパンはタンバという名のすましたフランスパンのように、そしてカレーパンはなんとカレーを襞のようなパイ生地が覆う、ヴァーグオリエンタルという麗しい食べ物に姿を変えてしまう。
既存のレシピにアレンジを加えるのではなく、一からレシピを考案するため、新商品の開発には恐ろしく時間がかかる。それも、すべて、類希であるために。
d'UNErArETe デュヌラルテ
東京都港区南青山6-13-9
03-5464-2604
11:00〜20:00
水曜定休
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