今夜いつもの店で-東京、大人の夜遊び
小西康隆の遊びの哲学「裏を返す」
「裏を返す」という言葉がある。
落語噺(はなし)でしばしば使われる言葉で、江戸時代、吉原の遊郭にて存在した慣習のことを言う。遊郭では、客は女郎を1回指名しただけでは深い関係になることが出来ず、2度3度と通いつめてようやく“奥”に通してもらえる。その際、軒先に掛けられている“女郎の名を記した木札”が、ひっくり返され、これを「裏を返す」というのだ。
こんな小話を教えてくれたのが、Kersolにて「小粋の哲学」を好評連載中の小西康隆さんだ。実は小西さん、“夜遊びの達人”として音楽・マスコミ業界ではかなりの有名人。
「気に入った店に出会えたら、“裏を返す”ほど、とにかく通い詰めるよ」と言う小西さん。幾度も通い、マスターや常連さんに顔を覚えてもらってようやく“本当の楽しみを味わえる”という。
「アルコールを飲めば体は温まるけど、店にいる他の人々と心が通い合えば、心はもっと温まるよね。」そんな名台詞を語ってくれた小西さんは既に酔っぱらっていたが、遊びを極めた貫禄があった。
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