ファッション&スポーツビジネス特集
金属に魅せられた彫刻家 Shirow Tajima(2/4)
神奈川県、大磯の自宅の一室にある工房で、ひっそりとジュエリーを創る彫刻家がいる。
田島史朗。学生時代から金属に魅せられ、多摩美術大学では彫刻学科を専攻。卒業後は一時奄美大島に移住、その後東南アジアを周遊し、その傍らで彫刻の制作に励んだ。
田島氏がジュエリー制作に出逢ったのは2004年のこと。ある財団の奨学生としてイタリア・フィレンツェへ渡り、1年間ジュエリー制作の専門学校でロウ型鋳造の技術を学んだ。もともとは自身の彫刻にその熟練されたフィレンツェの鋳造の技術が活かしたい、という思いがあった。しかし、次第に「ジュエリー」そのものに魅力を感じるようになる。それは、彫刻に比べ、ジュエリーは一対一の関係、受け手からより早い反応が返ってくるという喜びがあるからだ。
小さな工房でジュエリー制作に励む田島氏。ひとつひとつの作業は手作業。大胆な曲線や空間を創るのには手間と時間がかかる
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