ファッション&スポーツビジネス特集
お金の力が戦力差を生んでいく
それでは戦力差を決定づける要因は何か。それはズバリ「お金」である。
観客はスポーツにドラマを期待する。実際、低予算のマイナーチームが突如優勝争いを演じたりすることは確かに起こりうる。或いは、アメリカ・メジャーリーグのオークランド・アスレチックスのように、独自の選手評価手法を駆使することで、トップチームの3割程度の選手年俸で優勝することもある。しかし、少なくとも日本のプロ野球においては、チーム成績(Aクラス、Bクラス)と選手の総年俸を中長期的に検証すると、非常に強い「正の相関(=選手にお金をかけるほどチームの成績も良い)」を見出すことが出来る。チームの戦力差とは即ち、チームの財力差ということなのだ。
『戦力差を生む2つの要因:放映権収入と選手流動化』
スターシステムを是としてきた日本のプロ野球では、それを促進するかのように「財力差」が生じやすい仕組みが随所に定められている。その中でもとりわけ、「放映権収入の個別契約」と「選手の流動化」は財力差の拡大に決定的な影響を及ぼしてきたと考えられる。
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