ファッション&スポーツビジネス特集
その靴に、英国の歴史が跪いた J.M.WESTON(1/3)
1891年、Edouard Blanchardが南仏のリモージュに靴の製造工場を開いたのが、J.M.Westonの歴史の始まりである。
その革靴は瞬く間に評判となったが、20世紀初頭、息子Eugeneが留学先のアメリカから持ち帰った靴製造の技術を取り入れ、さらに洗練を極めた。Eugeneは、世の中が大量生産に向かう時代にありながら、一貫して職人の手作業による靴作りにこだわり、1932年には英国王室もその靴の美しさに手放しで讃えたという。
奇しくも1968年にはパリ大学の学生が中心となったいわゆるブルジョワ革命では、J.M.Westonのローファーが学生のシンボル的なアイテムになったという逸話も残っている。
2001年、デザイナーにミッシェル・ペリーを起用しJ.M.Westonはモダンに生まれ変わった。しかし、今でも変わることなく75工程全ての作業は熟練した職人の手作業で行われ、見えない部分のパーツまで天然素材を用いる。靴作りへの確固たる信念と情熱は、創業以来、全く変わることなくJ.M.Westonの靴に息づいているのである。
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