スイーツ&スポーツビジネス特集
オリックス・バファローズインタビュー(4/5)
「プロ野球全体の統一的なブランディングを」
- −球界の発展のため、球界全体が本当の意味で協力し合うことの重要性はもはや疑いの余地もありません。しかし現実的には、どのようにしてそれを実現するのか、誰が旗を振るのかという問題が大きく立ちはだかると思います。
- 三谷:その点は様々なアプローチがあるとは思うのですが、現場からコツコツと足元を固めていくことが一つの有効手段かと思います。とりわけ大きな動きとして、パ・リーグ全6球団共同出資の下で設立した「パシフィックリーグマーケティング株式会社(PLM)」に期待したいですね。これはパ・リーグ全体のブランディングを目指し、具体的にはWebなどでのリーグ全体のプロモーションを行う組織となっているのですが、今後は地域とより密接に結びついた施策、或いは社会貢献的な施策を展開していくのではないかと期待しております。
- −NFLを筆頭として、特にアメリカのプロスポーツはリーグ全体で一括してブランディングを図る体制が確立されていますね。同時に、戦力を均衡化して魅力ある試合を増やすため、サラリーキャップやレベニューシェアにより球団毎の収入格差が極端に広がらないよう取り組んでもいます。日本のプロ野球にも同様の考え方が必要だと思われますか?
- 三谷:戦力の均衡化は日本のプロ野球でも極めて重要なテーマになると考えます。ただ、例えばサラリーキャップを導入するならば、併せて「サラリーフロア」のような“総年俸の最低ノルマ”を設けるなど、日本の球界に合わせたアレンジが必要でしょう。選手確保という点においては日本のプロ野球界はアメリカ・メジャーリーグと既に競合状態に陥っているため、極端に経済性を優先する仕組みを導入してしまうと、有力選手が次々とメジャーリーグに渡ってしまい、日本のプロ野球は「夢」を失ってしまうかもしれません。“縮小均衡”に陥らないようバランスを図ることが求められると思います。
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